<犬との暮らし>犬の幼稚園に通った感想・人間と犬が学んだ内容。

- 「クレートトレーニング」:プラスチックキャリーケースに入っておけること
- 「トイレトレーニング」トイレシートの上でオシッコができること
- 「ふせ&待て」:我慢して待ってられること
- 「おいで」:名前を呼んだら来ること
- 「ごはん」:ごはんを残さず食べれること
- 「アイコンタクト」:名前を呼んだら目を合わせること
- 「おもちゃのオフ」:おもちゃで遊んでいても、離せること
- 「ふせ&待て」:我慢して待ってられること
この中で今で学んでよかったことベスト3をご紹介します。
伏せは絶対服従のサイン。犬と人間は服従関係が大切だと教わりました。強いリーダーが必要なのです。犬になめられたらいけないのね。私が仕事でも命令するのは得意なのでこのレッスンは割とできました(笑)
それにしてもこのころのビジュは表情が暗いね・・・ごめんね。
幼稚園では何分できたかを図ることもあって、当時は最高3分くらいは伏せられていました。
トイレの練習は、レベル1から3のレッスンがありました。
- レベル1:トイレシートの上でオシッコができる
- レベル2:飼い主の指示でトイレシートの上でオシッコができる
- レベル3:飼い主の指示で首輪をつけたままでオシッコができる
トイレシートの上でできるだけでは不十分なのです。
レベル3は、人間で言うと、レストランを出るときにトイレに行くのと同じ感覚ですね。お漏らししそうでなくても、電車に乗る前にトイレに行く感覚です(笑)
犬の場合は、飼い主の指示で電車や車に乗る前にトイレを済ませておくことが必要なのです。首輪をつけたままでもというのは、高速道路の駐車場などが想定されていました。
犬の幼稚園では、短時間の外出や夜寝るときは、クレートに入れるように教えられました。理由は災害時に避難所などでは犬は飼い主とは一緒にいられないからです。多くの犬はクレートに入れられることが想定されています。
過去の地震などの災害の時には、下痢をしたり体調を壊す犬が多くみられたとのこと。なので日頃からクレートで過ごせる練習をしておくことが必要というものです。
幼稚園では短時間の外出でもクレートに入れるように言われたのですが、急に遅くなることもあるので私の場合は私が自宅にいて、寝るときだけクレートに入れています。
これは、今でもビジュは時々イヤイヤします。でも私が心を強く持って、クレートに入れて寝かせています。
幼稚園でも、このクレートレッスンが一番難関で飼い主の精神力が試されるとなんども言われました。でもこの練習のおかげが、電車では本当におとなしくバックに入ってくれています。
犬のしつけとは何を目指す?
犬と暮らす良い環境とは?
ここで改めて、犬を飼ってはいけないと言われている生活環境をまとめます。海外では犬を売ってくれないところもあるそうですが、日本はどんな人にも売ってくれます。動物後進国と言われるところです。私自身もビジュを飼うまで知りませんでした。私は飼ってはいけない種類の人間なのです。
犬を飼ってはいけない3パターン
- 一人暮らし
- 共働き夫婦(妻もフルタイム)
- 高齢者
上記2つは留守が多いこと。高齢者の場合は、甘やかしたり、自分が病気になって面倒見切れないことが発生しやすいこと。しつけの難しさとは、留守が多いことだと思います。犬は、その場で叱らないと何のことで怒られているかわかりません。例えば留守中にトイレシートにいたずらしていることを、自分が帰宅して叱っても無意味だということ。その場で怒ることができない環境がしつけにはよくないのですよね。
犬の幼稚園を探すまで
実は私の場合は幼稚園を探すまでの方が、実際に通うより大変でした。一人暮らしで犬を飼っていると言って断られたこともありました。個人宅のA先生。50代の男性の先生に言われたこと。
「一人で犬を飼うなんて問題外です。こういう人がいるから、犬を捨てる人が多いんだ」
当時まで犬ノイローゼだった私は、思いつめて、頭を下げて入会しようかと思ったけど、一晩考えて入会しませんでした。トライアルレッスン代6000円を支払っての帰り道、ビジュと「ダメだったねー」と疲れて帰ってきたのを覚えています。
その後、インターネットで検索して、B社を見つけました。今回も個人経営の様子。今度は最初に電話で問い合わせ。「一人暮らしで飼っていますが、大丈夫ですか?」
すると、「一人暮らしで犬を飼うことはオススメしていませんが、スタッフの女の子も一人で飼っていますので、一度トライアルレッスンにおいでください」とのこと。
行って見ると、やはり個人の自宅を改装した様子。トライアルレッスンでは、ビジュの動きチェックと、30問の質問がありました。 犬の性格というより人間側の厳しさが試されている様子でした。特に6ヶ月以上の犬の入会は相談とのこと。大きくなればなるほどしつけは難しくなるということなのです。
幼稚園の雑然とした空間に心踊る感じではありませんでした。ここで入会するか、東京まで通うかで悩みましたが、結局B幼稚園に入会することにしました。
[su_note note_color=”e4007f” radius=”0″]- 犬の幼稚園の通学費 コース:初級8回、中級8回、上級8回 合計24回 (24回コースが終わると、割引料金で1回ごとのレッスン受講可能)
- 入会金:20000円
- 6ヶ月以上追加料金:1歳4ヶ月だったので10000円
- 8回コース代(小型犬):66000円
- 車で通学していたので、預ける時とお迎え2回分の往復高速代(地方高速のため片道400円程度)
- 幼稚園の駐車場は無料。
初級・中級・上級をまとめて払うと15000円お得でしたが、私は8回コースごとに支払いました。(これが後で良い結果に) 全て現金のみの対応(カード払い不可) <その他の費用> 車で通学していたので、預ける時とお迎え2回分の往復高速代(地方高速のため片道400円程度)幼稚園の駐車場は無料。 [/su_note]
犬の幼稚園時代の私生活
幼稚園に通学は振り返ると3ヶ月間。多いときは、週に2回通いました。前日は、幼稚園で指定された持ち物を確認。
幼稚園で指定された持ち物
- ごはん
- おやつ
- リード
- 幼稚園指定の連絡帳
朝8時にビジュと自宅を車で出発。途中高速に乗り幼稚園へ。朝のおしっことうんちの時間を報告してビジュを預けます。 私は一旦帰宅。途中スーパーで食料品の買い物へ。そして私は、自宅に帰宅して座らずに、掃除やおかずの作り置き。15時に間に合うように車で幼稚園にお迎え。
幼稚園に到着すると、当日のレッスンでの報告とできていなかったところを先生と一緒に練習。 16時に幼稚園を出発。帰宅したら、サクッと夕ご飯を食べて、さらに今日の復習をもう一度。お互いぐったりしてすぐに爆睡。
実は幼稚園通学時代。最後まで慣れなかった、幼稚園の「騒然とした空間」当時ビジュが絨毯におしっこをしちゃったあとだったので、犬との暮らしってこんな風になっちゃうんだと、さらに、落ち込みました。
でもそんな時、心の支えになったのは、東京のお料理教室の先生。当時同時に2頭飼われた頃で、犬の幼稚園に通われていました。犬ラブな先生ですが、私が犬ノイローゼを話すと、飼っている方にしかわからない親身でやさしい言葉をかけていただきました。そしてレッスンで伺う御自宅の素敵空間が私の気持ちの安定でした。
そして、東京の犬の幼稚園のお値段の話になって、システムは違いがあるものの(卒業しても無料で追加通学制度あり)
私の幼稚園よりも高額なことを知ったのです。私は心から!
「素敵空間なんかじゃなくていいーー」
納得してからは、幼稚園の騒然とした空間が、全く気にならなくなりました。こういうところ合理主義なのです(笑)
ビジュの中級コースに通っていた頃は気持ちに余裕ができて、幼稚園のお迎えまでの時間に、自由が丘のお料理教室まで車を飛ばしていました。自分のためだったら、東京までの運転なんて全然苦になりませんでしたわ(笑)
上の写真はレッスン風景です。 習った料理を頻繁に復習するようになったのはこの頃からですね。お出かけ好きな私ですが、犬を飼ったことでさらに自宅での生活を楽しむようになりました。私の夢だった「犬と楽しく暮らす」きっかけになりました。
まとめ
犬の幼稚園に通ってよかったか?
「よかった」
私が考える犬の幼稚園は、受験生の時に通った「塾」のようなもの。ただ通うだけでは成績は伸びません。結局、家で復習しなければ、お金を捨てることになることは間違いないですね。自宅での復習が大切なのです。それでも効率よく学べたことはよかったと思っています。
犬の教育は6ヶ月以内がおすすめと言われる中で、1歳過ぎての入会でしたがいつでも遅くはないと思います。 人間も犬も、比べるのは昨日の自分です(^^)
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